ディレクター紹介
宝塚歌劇団 演出家 岡田敬二
1963年4月、宝塚歌劇団入団。1967年『若者達のバラード』でデビュー。1974年文化庁海外研修員として一年間の海外留学を経て帰国後、レビューの醍醐味が詰まった『ザ・レビュー』で1977年度芸術祭大衆芸能部門2部優秀賞を受賞。1984年『ジュテーム』を皮切りに、伝統的な宝塚レビューに独自の美学を反映し「ロマンチック・レビュー」と名打った作品を大劇場公演でシリーズ化。1985年『ラ・ノスタルジー』、1990年『ル・ポァゾン』、1994年『ラ・カンタータ!』、1995年『ダンディズム!』、2000年『AsianSunrise』、2003年『テンプテーション!』等、長年にわたり様々な視点から常に新鮮でエレガントなオリジナルレビューを作り、数多くの名場面を生み出し不動の人気を確立。
一方、『アップル・ツリー』(1979年初演)、『ディーン』(1981年初演)、『キス・ミー・ケイト』(1988年)など海外ミュージカルの演出も数多く手掛け、1993年『グランドホテル』『BROADWAY BOYS』ではアメリカ演劇界の第一人者トミー・チューン氏と共同演出し、話題となる。2000年には宝塚歌劇ドイツ・ベルリン公演の『サンライズ・タカラヅカ』、2002年にはリチャード・ロジャース生誕100年記念『With a Song in my Heart』、2004年には宝塚歌劇90周年記念『タカラヅカ・グローリー!』など記念碑的な大作で手腕をふるい、観客の期待に応える。また1996年から2004年にかけて(株)宝塚クリエイティブアーツ代表取締役社長を務めるなど、宝塚歌劇のエンターテイメント事業に従事した。伝統的宝塚レビューを継承し発展させる傍ら、外部でもミュージカルやレビューを始め各種イベントの構成・演出など多彩な活躍を見せる。日本の舞台演劇において今後さらなる活躍が期待される。

宝塚歌劇団 演出家 植田景子
1994年4月、宝塚歌劇団入団。1998年バウホール公演『ICARUS』(イカロス)で歌劇団初の女性演出家としてデビューし、出演者の持ち味を生かす繊細で詩的な舞台が脚光を浴びる。以後、同年『シンデレラ・ロック』など明るいライト感覚のものから、1999年『ロミオとジュリエット’99』、2001年『アンナ・カレーニナ』など悲劇的結末の文芸作品まで、様々なジャンルの原作物を研ぎ澄まされた感性でアレンジした秀作を発表。2000年『ルートヴィヒU世』で宝塚大劇場公演デビューを果たし、幻想と現実の二次元を巧みに交錯させる趣向で好評を得る。大劇場公演二作目の2003年『シニョール ドン・ファン』ではミステリー的要素を加え、現代的娯楽作品に仕上げる。
2003年から一年間、文化庁海外研修留学を経験。帰国後第一作となった2004年バウホール公演『THE LAST PARTY』では、ジャズエイジに生きた作家フィッツジェラルドの愛と苦悩を緻密に描き、完成度の高い舞台を見せる。2005年バウホール公演『Le Petit Jardin』(ル プティ ジャルダン)ではレストランを舞台にした青春群像を柔らかなタッチで見せ、期待に応えた。

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