はじめに
宝塚歌劇団では、2005年11月4日〜12月13日の宝塚大劇場、また2006年1月2日〜2月12日(予定)の東京宝塚劇場での花組公演におきまして、 昨年の雪組公演『青い鳥を捜して』『タカラヅカ・ドリーム・キングダム』に続き、東日本電信電話株式会社(NTT東日本)、 並びに西日本電信電話株式会社(NTT西日本)のご協賛を賜り、NTT西日本・NTT東日本フレッツシアター 宝塚ミュージカル・ロマン『落陽のパレルモ』、 ロマンチック・レビュー『ASIAN WINDS!』−アジアの風−を上演することとなりました。 19世紀のイタリアを舞台に繰り広げられる愛憎物語と、アジアを題材にしたオリエンタルなレビューをお送りいたします。
身分や時代を越えて生き続ける愛の軌跡を描いた『落陽のパレルモ』

『落陽のパレルモ』の舞台となるのは、19世紀半ば、イタリア統一を巡って激動の中にあるシチリア。没落していく貴族社会の美学と、新しい時代への希望を託す市民たち、その二つの相対する世界に生きる様々な人物の人間模様を描きながら、主人公たちの恋愛を通して、宝塚歌劇の普遍のテーマとも言える、身分や時代を越え生き続ける愛の軌跡を描いた物語です。

ロマンチック・レビュー16弾となる『ASIAN WINDS!』

宝塚のオリジナル・レビューを志向するロマンチック・レビュー・シリーズの第16弾はアジアを題材とした『ASIAN WINDS!』。前作『Asian Sunrise』では、沖縄に始まり、タイ、中国、インドネシアなどを取り上げましたが、今回はモンゴル、中国の他に、今ドラマ、映画などが日本でもブームとなっている韓国の場面が登場します。現代的な韓国と、ドラマ「チャングムの誓い」で知られる李王朝時代の韓国のシーンを融合させた、ドラマティックな場面となります。また日本の場面では、アジアが生んだ20世紀のポップス界の天才作曲家・服部良一氏の音楽を取り上げ、懐かしい曲に乗せた中詰をお楽しみ頂きます。21世紀のレビューはどうあるべきかを踏まえ、日本とアジアをテーマに、アイデンティティー豊かなレビュー作品としてお届けします。

出演は、主演男役として充実期にある春野寿美礼を中心に、相手役のふづき美世、歌唱力に定評のある実力派男役・彩吹真央、この公演より星組から組替えとなる真飛聖ほか花組総勢81名による出演で、華麗な舞台を繰り広げます。


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