初めて雑誌『歌劇』のページをめくった時、私の運命の扉も開かれました。
宝塚との出会いは中学3年生の時。3歳からバレエを習っていましたが、背が高くなり悩んでいたところへ、友達が「ここに入れば?」と『歌劇』を見せてくれたんです。開いた瞬間に魅了され「タカラジェンヌになる」と決断! 肝心の舞台を観ずして(笑)まさに運命の出会いです。もちろん初観劇も大感激でした。
音楽学校では厳しいレッスンで濃密な日々を過ごし、一緒に頑張った同期は家族同様かけがえのない存在になりました。今も主演男役としての先輩・大和悠河(宙組)や、花組には悠真倫がいてとても心強いですね。
舞台に立つ側になると、たくさんの人に支えられていることを知り、宝塚がもっと好きになりました。早変わりや場面転換などで出演者も裏方の方も大忙しとなる舞台裏さえ魅力的でたまりません。