TAKARAZUKA REVUE 花組公演 臨時号

トップページ


花組 宝塚大劇場公演・東京宝塚劇場公演

宝塚大劇場:2008年5月 9日(金)〜6月16日(月)<一般前売 2008年3月29日(土)>
東京宝塚劇場:2008年7月11日(金)〜8月17日(日)<一般前売 2008年6月1日(日)>

「愛と死のアラビア」イメージ

宝塚ミュージカル・ロマン
『愛と死のアラビア』−高潔なアラブの戦士となったイギリス人− 

Based on the novel BLOOD AND SAND by Rosemary Sutcliff
Copyright c 1987 by Sussex Dolphin Limited
Japanese musical performance rights arranged
with Sussex Dolphin Limited
c/o David Higham Associates Ltd., London
through Tuttle-Mori Agency, Inc., Tokyo

原作/ローズマリ・サトクリフ  脚本・演出/谷 正純
山本史郎訳「血と砂」(原書房刊)を参照

風の様に生き、砂の様に消えたアラブの英国人、トマス・キースの真実の物語。 1807年、オスマン・トルコ帝国支配下のエジプト。太守に任命されたムハンマド・アリは、各部族が地方を支配するエジプトを中央集権化し、独立する夢を抱いていた。エジプト軍との戦闘で負傷したスコットランド高地78連隊所属の狙撃手トマス・キースは、軍医ドナルド・マクラウドと共に、他の捕虜と引き離され、エジプト北部、地中海沿岸の町ロゼッタにある地方豪族の館に収容されていた。捕虜の身分でありながら、トマスの待遇は賓客扱いだった。それというのも、エジプト兵がトマスを「ハヤブサの目を持つ男」と称えているというのである。太守の長男イブラヒムが館へとやって来る。兵士たちの噂が真実であるかを試すためであった。トマスの力を認めたイブラヒムは、アスワンへ行き、弟トゥスンと共に、砂漠の狼ベドウィンの騎兵隊を訓練するよう命じる。トマスは驚くが、それが捕虜としての運命だと言い残し、イブラヒムは去る。ベドウィンの野営地までの船旅。トマスは船員たちからアラビア語を学び、フランス語訳のコーランを読み、敵であるはずのアラビア人たちとの溝は徐々に埋められていった。そして、野営地でトゥスンとの友情を育んでいく。トマスは、人を知り理解すればこの世から戦いはなくなる……、そんな思いを抱くようになる。ある日、盗賊の一団が襲撃してくる。トマスたちは盗賊を撃退するが、そこへ二人の女が男たちに追われて来る。トマスは二人の命と交換に自分の戦利品を譲る。トマスによって助けられた女はアノウドと言う娘とその侍女で、旅の途中で盗賊団に襲われたという。敵を倒した者が戦利品の所有者に、女も戦利品。一方ではその掟に従い、一方では嫌悪感を覚えるトマス。アラビアという深い沼に閉じ込められた思いのトマスだったが……。

グラン・ファンタジー
『Red Hot Sea』 

作・演出/草野 旦

海をわたる風、熱い砂浜、夢を誘う遠い水平線、青い海原を飛ぶ無数のカモメ、豪華客船……。海の周辺は煌くばかりの魅力に溢れている。そして海は、多くの小説、ドラマを生んだ。そんな海をめぐる様々な要素を織り込んで、南の海を舞台に明るく美しく神秘的に繰り広げる、熱い熱いショー。

■主な出演者…(花組)真飛 聖、桜乃彩音