「ヴィンターガルテン」イメージ

バウ・アクトレビュー
『ヴィンターガルテン』-春を待ち侘ぶ冬の庭園-
作・演出:齋藤吉正

解説

1920年代、'30年代にドイツの首都ベルリンで隆盛を極めた華やかな劇場「ヴィンターガルテン」の中で繰り広げられる二人の若者を中心とする青春群像を、当時のレビューシーンを交えながら綴るショー・ミュージカル。この意欲作に、バウホール初主演の朝澄けいと真飛 聖が挑む。

あらすじ

1932年の大晦日、ヴィンターガルデンでは「世界の恋人」ジョセフィン・ベーカー(秋園美緒)のショーが行われていた。そこに傷を負った青年、クローゼ・ナスティヤツェフ(朝澄)が、ナチスに追われ逃げ込んでくる。彼はかつてこのホールのダンサーにすぎなかったが今や世界的なバレエダンサーとなっていた。支配人は彼を匿うが、ナチスの手から彼を救ったのは、かつての親友で今はナチスのエリート幹部になっているクラウス・アウゲンターラー(真飛)だった。クラウスにはナチスの諜報部員だったヒルダ(叶千佳)という恋人がいたが、彼女はクローゼの部屋を尋ね、クラウス宛の1通の封筒を託した後、謎の死を遂げていた。

花組主演男役 | 真飛 聖が当時を語る!

当時星組で『双子ちゃん』と呼ばれていた朝澄けいとダブル主演。
まるで私たちのためにある芝居だと思うほどハマって、毎日がとても楽しかったです。