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演出家・稲葉太地による見どころ紹介

■公演を企画するにあたっての想い、テーマについて

花組にとっては1年ぶりとなる新作ショーです。宝塚大劇場での上演が夏真っ盛りの8月になりますので、とにかくエネルギーに満ち熱く弾けたショーを創ってみようと考えました。タイトルにある“Swing”とはジャズのジャンルを指す言葉であると共に、絶好調、時代の先端をいく活気に満ちた様子という意味合いもあり、蘭寿とむ率いる今の花組にぴったりだと思います。また個性豊かな花組出演者はそれぞれ音色の違う楽器のようであり、その
音色が一つになって奏でられるパワフルなパフォーマンスをオーケストラになぞらえてショー・オルケスタ(オーケストラ)という大枠を設けました。

■ダンスや楽曲も含めた「Mr. Swing !」の見どころについて

タイトルにもある通りデューク・エリントン、グレン・ミラーなどに代表されるSwing Jazzをメインに据え、他にも様々なジャンルの音楽を使用していく予定です。宝塚の誇る音楽スタッフが作るオリジナル楽曲と、多くの方に耳なじみのある楽曲も取り入れようと思っています。スーツ姿の男役陣が粋に踊り競い合うイントロダクションに始まり、情熱的な男女がラテンジャズに乗って繰り広げるプロローグに発展させる他、現代的なビートを刻む
ダンスシーンや、妖しくも美しいデュエットダンス(蘭寿の相手役を瀬戸かずや、芹香斗亜、柚香光が役替わりで演じます)、そして、フィナーレでは黒燕尾服姿の男役群舞をご覧頂こうと稽古に励んでおります。
>>『Mr. Swing!』役替わりについて

■蘭寿とむをはじめとする花組メンバーの魅力や期待していること

個性溢れる出演者と一つのショーを創ることが私自身何よりも楽しみです。トップスター・蘭寿とむは落ち着いた大人の深みと色気を持った男役であると共に、突き抜けた表現も出来るショースターですし、相手役の蘭乃はなもまた、エネルギッシュで且つ美しいラインを描きながら舞台の空気を動かすダンサーです。本公演としてこの公演から花組に正式加入する明日海りおの少年っぽさと妖艶さが同居する持ち味が、他の出演者とどのような化学変化を起こすのか、これもまた見どころの一つではないかと思います。

■公演に向けた抱負と皆様へのメッセージ

皆様に楽しんで頂けるよう目下稽古の真っ只中であります。何より花組出演者の魅力をダイレクトに感じて頂けるショーを目指して精一杯努めますので、是非劇場でSwingしてお楽しみ下さい!

稲葉太地
稲葉太地
2000年、宝塚歌劇団入団。2006年、シアター・ドラマシティ公演で演出家デビュー。
2010年、ショー作品『Carnevale 睡夢』で大劇場公演デビュー。以降、2012年『Celebrity』まで相次いでショー作品を演出。センスあふれる舞台構成は評価が高く、次代を担う若手ショー作家として、今後の活躍が期待される。

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