「ME AND MY GIRL」は、初演の1937年から約80年経ったいまでも、世界中で愛され続けています。そんな歴史ある「ME AND MY GIRL」は、宝塚歌劇ではもちろんのこと、日本においても何度も上演されてきました。いつの時代に演じられても色褪せることなく、逆に新鮮さを増す「ME AND MY GIRL」とは…。この作品が生まれたロンドンでの初演からブロードウェイの上陸までの歴史を少しだけ辿ってみましょう。
作詞・脚本/L・アーサー・ローズ&ダグラス・ファーバー
作曲/ノエル・ゲイ
改訂/スティーブン・フライ
改訂協力/マイク・オクレント
初演/1937年12月 ロンドン ビクトリア・パレス劇場
リバイバル/1985年2月 ロンドン アデルフィ劇場
/1986年8月 ニューヨーク マーキス劇場
日本初演/1987年5月 宝塚歌劇月組 宝塚大劇場 |
●【初演】1937年 ビクトリア・パレス劇場
・主なキャスト(上演開始時) ルピノ・レイン
主役のビルを演じたのは、コメディアンのルピノ・レイン。BBCでも放送されるという機会に恵まれ爆発的なヒットとなりました。その後、1,646回もの上演を記録し、当時のロングラン記録を樹立しました。
●【リバイバル上演】1985年 アデルフィ劇場
・主なキャスト(上演開始時) ロバート・リンゼイ、エマ・トンプソン
1985年ロバート・リンゼイとアカデミー賞女優であるエマ・トンプソンの主演で大ヒットを飛ばし、ウェスト・エンドのアデルフィ劇場で1993年まで上演というロングランを記録しました。
●【ブロードウェイ上演】1986年 マーキス劇場
・主なキャスト(上演開始時) ロバート・リンゼイ、マリアン・プランケット
マーキス劇場の柿落とし公演として、ブロードウェイ上陸を果たし、ニューヨーカーの話題となりました。
1987年日本初演となった宝塚歌劇公演は、ロンドン、ブロードウェイとの同時上演という画期的な試みとなりました。