ミュージカル『シークレット・ハンター』−この世で、俺に盗めぬものはない−ロマンチック・レビュー『ネオ・ダンディズム!II』−男の美学−

博多座公演

公演期間:8月1日(水)〜8月23日(木)

この公演は終了いたしました(2007年)

出演者主な配役ポスター画像
ミュージカル
『シークレット・ハンター』−この世で、俺に盗めぬものはない−

作・演出/児玉明子

[解 説]
 1940年代のカリブ海に浮かぶ島々を舞台に、泥棒で詐欺師のダゴベールこと、通称“ダグ”が、「或る女を盗み出すこと」という奇妙な依頼を受けたことから始まる、詐欺師とプリンセスとの恋物語。
 「この世に盗めぬものはない」と豪語するダグは、情報屋のセルジオから「或る女を盗み出す」という依頼を受ける。一風変わった依頼に戸惑うダグだが、自ら広げた宣伝文句がある以上断ることも出来ず、ついにその仕事を引き受けてしまう。
 その女性が現われるというパーティー会場へ忍び込むダグ。ダンスの時間になり、踊りながら彼女のもとへ辿り着いたダグは、見事彼女を屋敷の外に連れ出すことに成功する。だがその途中慌しく伝えられるニュースで、ダグが見たのは「パラス・アテナ国の王女ジェニファー、何者かに誘拐される」という記事であった。その王女こそ、今彼の隣で、ハンバーガーを口一杯に頬張ろうとしている彼女その人なのである―。
 面倒なことに巻き込まれるのは御免だと、ダグはセルジオのもとへ彼女を送り届けようとするが、当のジェニファーはもう少しだけ普通の女性としての生活を味わわせてほしいと言う。一日限りのカリブのデートを満喫し、約束通り彼女を送り届けようとした時、何者かがダグたちを襲う。彼らの狙いは、明らかにジェニファー一人であった。そんな彼女をダグは身を挺して守り、ついに追っ手を振り切る。その日から、ダグとジェニファーの不思議な逃亡生活が始まった。ダグを追う警察と、ジェニファーを追う殺し屋から逃れ、美しいカリブの島々を巡り渡る二人。しかし不思議なことに、どの島にも何故か必ず彼らを窮地から助け出してくれる協力者がいた。
 だが、そんな奇妙だが幸せな生活にも、終わりを告げる日が近付いていた。ジェニファーを追う殺し屋と、彼らを捜す警察に挟まれ、とうとう逃げ場を失ったダグは、ジェニファーを守るため、自首することを決意する。警察隊へと向かうダグたちを、敵の銃弾が襲った。ジェニファーを守るダグの身体を弾丸が貫く。薄れゆく記憶の中で、ダグは信じられない光景を見る・・・・・・。

ロマンチック・レビュー
『ネオ・ダンディズム!II』−男の美学−
作・演出/岡田敬ニ

[解 説]
 宝塚の男役の美学を追求した、ロマンチックでエキサイティングなレビューで、2006年湖月わたるを中心とする星組で上演し、大好評を博しました。今回は、作品の持つ色合いはそのままに、新生星組のために新たにリメイクしての上演となります。