ミュージカル・サスペンス『MIND TRAVELLER』−記憶の旅人−
梅田芸術劇場シアタードラマシティ公演 主な配役 出演者

公演期間:11月10日(金)〜11月22日(水)

この公演は終了いたしました(2006年)

ミュージカル・サスペンス
『MIND TRAVELLER』−記憶の旅人−
作・演出/小池修一郎
[解 説]
記憶喪失となり、病院で目覚めた男。
狙撃され傷を負った状態で病院に運び込まれたという。
体の傷は癒えたが、失われた記憶は戻らない。
自らの消えた過去を見つけるため、自分の生きた足跡を探る主人公の挫折と再生、そしてその過程で芽生えた女医との愛の物語を描く。


 クランケ21号はサン・ルカ医科大学付属病院の脳神経外科特別治療室で目覚める。記憶を全て失ったこの男はジョン・スミスと名付けられ、女医のパメラ・オースティンが治療に当たっていたが、リチャード・モリス博士は彼を自分の新しい治療法の被験者にしようと目論んでいた。それは記憶の伝達網をコントロールできるマイクロ・チップの開発であった。
 リチャードの手術を承諾したスミスは、パメラと共に街へ出掛け、ストリート・ダンス・バトルに遭遇する。2チームのダンス合戦は次第にエスカレートし、喧嘩へと発展してしまう。スミスは2チームの間に割って入り、喧嘩を両成敗に終える。チームのメンバーのルーク・ベネットのもとに、姉のサリーがやって来る。サリーは、行方不明となっている夫のボブを探していた。スミスを見たサリーは、「マックス、私よ。ボブはどこにいるの?」と声を掛け、クラブ「ヒポキャンパス」へ来るように言い残し去る。
 自分の過去が分かるかもしれない・・・スミスはクラブを訪ねる。そこへ、サリーが交通事故に遭ったとの知らせが入る。スミスは、サリーが働くナイト・クラブ「セイレーン」へと向かう。そこで、スミスを見た店の経営者アンジェラは凍りつく。スミスはアンジェラから、自分がマックス・プラマーという名前で、麻薬患者救済のNPOを起こしたマノス・カザンのボディ・ガードであったことを知る。そして、ある日カザンとマックスは同士討ちになり、翌朝カザンが殺害されていることを秘書のフィリップ・ムーアが発見。誰かが窓から転落した形跡があり、それはマックスだと警察は推定したという。自分がそのマックスであるという証拠は・・・・・・。
 翌朝、病院へ行ったスミスは、警察に出頭し、自分が殺人犯であるかどうかを確かめたいとパメラに告げる。しかしリチャードは、それは記憶が戻れば解決することだと止める。リチャードを訪ねてフィリップと、カザンが辞任した後、マルス社を継いだテオ・カサベテスがやって来る。フィリップは、スミスを引き渡してほしいと言うが、リチャードは応じない。テオはリチャードに研究費の援助を申し出る。
 数日後、サリーは事故死ではなく、何者かに殺されたかもしれないと感じた刑事のザック・ドナヒューは、D・J・ピートらの証言から、「マックス」とサリーが呼びかけた男の正体に興味を抱く。
 スミスはマックスなる人物なのか、そして事件の真相は・・・・・・。リチャードの手術を受け、スミスの記憶が再生されることになるが・・・・・・。

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