三井住友VISAミュージカル「ファントム」
東京宝塚劇場公演 主な配役 出演者
公演期間:8月25日(金)〜10月1日(日)

この公演は終了いたしました(2006年)

新人公演情報
『ファントム』
公演日程:2006年9月5日(火)18:30開演

NOW ON STAGE(タカラヅカ・スカイステージ ホームページより)


「ファントム」 PHANTOM

特設コンテンツ

[解 説]
 『ファントム』は1991年の初演の後、米国内ツアーで高い評価を受け全米各地で上演されてきたミュージカルで、宝塚歌劇では2004年に宙組で上演。仮面を被り地下で生きていかなければならない運命を背負い、苦渋に満ちた人生を送る怪人の心の葛藤を鮮明に浮かび上がらせ、悲劇の結末までをドラマティックに描き出し、更に宝塚版では、モーリー・イェストンによる新曲の提供、またダンスシーン、エピローグを新たに加え、宝塚歌劇ならではのロマンティックな色合いをより強く打ち出し上演し、大好評を博しました。
 今回の花組では、ファントムに春野寿美礼、相手役クリスティーヌに桜乃彩音の新主演コンビが扮し、花組版として新演出も加えたこの大作ミュージカルに挑みます。

 19世紀後半のパリ、オペラ座通り、遅い午後。無邪気で天使のように美しい娘クリスティーヌ・ダーエが、歌いながら新曲の楽譜を売っていた。群集の中にいたシャンドン伯爵(フィリップ)は、彼女の声に魅せられ引き寄せられる。オペラ座のパトロンの一人であるフィリップは、クリスティーヌがオペラ座で歌のレッスンを受けられるよう取り計らう。
 オペラ座では支配人のキャリエールが解任され、新支配人のショレが妻でプリマドンナのカルロッタと共に迎えられた。キャリエールはショレにこの劇場には幽霊がいることを告げる。そしてオペラ座の一番地下にある小さな湖のほとりが彼の棲家で、自らを“オペラ座の怪人”と呼んでいると。しかしショレは、これは解任されたことの仕返しとしてキャリエールが自分に言っているに過ぎないと取り合わなかった。オペラ座を訪ねてきたクリスティーヌを見たカルロッタは、その若さと可愛らしさに嫉妬し、彼女を自分の衣装係にしてしまう。それでもクリスティーヌは憧れのオペラ座にいられるだけで幸せだった。
 ある日、クリスティーヌの歌を聞いたファントムは、その清らかな歌声に、ただ一人彼に深い愛情を寄せた亡き母を思い起こし、彼女の歌の指導を始める。ビストロで行われたコンテストで、クリスティーヌはまるで神が舞い降りたかの如く歌った。クリスティーヌの歌声を聞いたカルロッタは、彼女に「フェアリー・クィーン」のタイターニア役をするよう進言する。フィリップはクリスティーヌに成功を祝福すると共に、恋心を告白する。ファントムは幸せそうな二人の姿を絶望的な思いで見送るのだった。
 「フェアリー・クィーン」初日の楽屋。カルロッタはクリスティーヌに酒盃を差し出した。これはクリスティーヌを潰すための罠だったのである。毒酒と知らずに飲んだクリスティーヌの歌声は、ひどいありさまだった。客席からは野次が飛び、舞台は騒然となる。怒ったファントムが、クリスティーヌを自分の棲家に連れて行く。それはクリスティーヌへの愛情の表現にほかならなかった。しかしそれが、やがて彼を悲劇の結末へと向かわせることとなる……。
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