宙組公演 ミュージカル 『コパカバーナ』

博多座公演 主な配役 出演者
公演期間:8月1日(火)〜8月23日(水)

この公演は終了いたしました(2006年)

 
■解説
 アメリカン・ポップスを代表するシンガーでありソングライターであるバリー・マニロウが、自身の大ヒット曲「コパカバーナ」をベースに作り上げたミュージカル。1994年5月にイギリスのマンチェスター、パレス劇場で初演。同年6月にはロンドンのプリンス・オブ・ウェールズ劇場で開幕。1995年9月ロンドン公演閉幕後、全英ツアーを行う。2000年6月にはピッツバーグにてアメリカ公演初演、以来全米32都市でツアー公演を行い、2002年10月〜2003年5月にはオランダ・ツアー公演、2003年1月〜3月デンマーク公演、また2003年1月〜2004年4月には全米ノンエクティ・ツアーが行われている。若い作曲家スティーヴンが自分自身をモデルにしたトニーというキャラクターを主人公にミュージカルを作ろうと、想像と現実の間を行き来する、ファンタジックなミュージカル・コメディ。

 若きソングライターのスティーヴンは、妻サマンサとの結婚5周年の記念日だというのに、今日もミュージカル作りに夢中である。サマンサとの会話も上の空で、作品の世界「トニーとローラの恋の冒険!」に誘われていく。
 1947年、舞台はニューヨークで一番のナイトクラブ“コパカバーナ”。なかなか芽の出ないソングライターのトニーは、この店でバーテンとして働いている。ブロードウェイのスターになることを夢見てオクラホマからやって来たローラは、何とか“コパカバーナ”のダンサーになれないものかと、客を装って店に入る。ローラがダンサー志望であることを見抜いたタバコ売りの娘グラディスのとりなしで、ローラは店のオーディションを受けることになる。このやりとりを見ていたトニーは、一目でローラに恋をする。
 翌日、ローラは様々なオーディション会場へ出向くが、一向にうまくいかない。一方トニーは、音楽出版者を前に懸命に演奏するが、相手はぐっすり眠り込んでしまう始末。意気消沈した二人は、“コパカバーナ”へ。ローラのオーディションが始まろうとしていた。ローラは驚くトニーをよそに、ピアノによじ登り田舎くさい歌を歌い出そうとする。それを制止したトニーは、彼女のために即興でショーアップした伴奏をつける。拍手の嵐。ローラは採用、トニーもバーテンをやめ、ショーの作曲家に選ばれる。大喜びの二人。トニーは出会った時からの気持ちをローラに伝え、ローラもそれに応える。
 と、そこにスティーヴンが登場し、ある人物を観客に紹介する。ハバナでナイトクラブ“トロピカーナ”を経営している冷酷な女たらしのギャングのリコ。“コパカバーナ”の支配人サムとは犬猿の仲である。そのリコがローラに目をつけた。ハバナに来ればスターにしてみせると言葉巧みに誘うが、ローラは拒否する。しかし薬の入ったシャンパンを飲まされ、ローラはハバナへと連れ去られてしまう。トニーは制止を振り切ってローラをリコの手から取り返しにハバナへ向かう……命を懸けて!“トロピカーナ”でローラは大スターコンチータを追い落としてスターの座に着くのか?トニーはギャングの巣窟からローラを救い出せるのか?リコは黙ってそれを許すのか?
 さて、スティーヴンは、このミュージカル、どのように展開していくことやら……。
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