バウ・ミュージカル『UNDERSTUDY』
宝塚バウホール公演 主な配役 出演者
公演期間:8月17日(木)〜8月26日(土)

この公演は終了いたしました(2006年)

バウ・ミュージカル
『UNDERSTUDY』

作・演出/谷正純

■解 説
 1930年代、ロンドンのウエストエンド。古ぼけた一軒のパブを舞台に、舞台への夢を紡ぎ続けるアンダー・スタディ(代役)たちの青春群像を描く。
 今シーズンのウエストエンドの話題は、史上最高のシェイクスピア役者と賞賛されるサー・エドワード・トービーのシェイクスピア劇の連続公演と、新作ミュージカル『アイバンホー』に二分されていた。
 アレックにとっても、このシーズンは特別なものとなった。すべて科白もない役であったが、シェイクスピア劇の連続公演に出演出来るのだ。演劇学校は卒業したものの、仕事を探してエージェントを回る日々が続いていた彼にとって、仕事が貰えただけで喜びだった。そして何よりも彼を興奮させたのは、『マクベス』の鎧持ちシートンの代役を得たのだ。
科白は少ないがサー・エドワード・トービーと芝居が出来る、役者冥利に尽きる代役だった。
 そんなアレックが、終演後に決まって足を運ぶのが、「UNDERSTUDY」と云う名の古ぼけたパブだった。この店の主は、その名が示す通り、サー・エドワード・トービーの代役を三十年近く続けているケビン、そして常連客もアレック同様、代役と云う勲章をぶら下げた若き役者たち……ハーミア、『アイバンホー』、ロビン・フッドの代役を得たコーネリアス、『嵐が丘』、召使いの代役リプケンetc.
 ある日、事件が起こった。『アイバンホー』の初日を間近に控えた演出家が「UNDERSTUDY」を訪れた。ロビン・フッド役の役者がイメージに合わず、アレックに白羽の矢を立ててやって来たのだ。しかし、ロビン・フッドの代役はコーネリアス。アレックが引き受ければ、友人の役を奪ってしまうことになる。悩むアレックに追い打ちを掛けるように、『マクベス』の鎧持ちシートンの本役が怪我で、明日からの公演に出演出来ないとの知らせが入った。
 アレックは『マクベス』を選ぶのか『アイバンホー』を選ぶのか……


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