この公演は終了いたしました(2005年)
15年の歳月がたち、童話作家としてデビューを果たしたシャノンの出版記念パーティが開かれているホテルに、下院議員候補として選挙戦の最中のパトリックが祝福に現れる。 デビュー作の「妖精王の約束」は、パトリックが昔語ってくれた妖精の物語を本にまとめたものだと告白するシャノンに、妖精の物語は妖精を信じる人すべてのものであり、ニューヨークにもきっと妖精はいるとパトリックは言う。 そこへ突然銃声が響く。警視総監が暗殺されたのだ。二人の前にウォルターが姿を現し、不敵な笑みを残して去る。彼の後を追う警官たちの様子を、いまはゴシップ記者となった ティモシーがじっと窺っていた。追いつめられたウォルターの前に、警官となったミックが銃を構えて立ちふさがる。