ミュージカル『ホテル ステラマリス』 作・演出:正塚晴彦
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■解説
様々な過去、想いを抱えた人々が交錯するホテルという空間を舞台に、ラブロマンスを軸にして、コミカルなタッチでありながらも胸を打つヒューマン・ドラマを展開。
ロンドンのアダムズファイナンスに勤めるエリート社員のウィリアムは、戦後の世の中の移り変わりについていけず、今や倒産寸前のカリフォルニアにあるホテル、ステラマリスの再建を社長から命じられる。しかしオーナーのモーリスは、まだ頑なに昔からの経営方針を変えようとはせず、ウィリアムの派遣を快く思っていなかった。
翌日から調査を開始したウィリアムを、モーリスの娘でコンシェルジェのステイシーが手伝う。ことごとく反抗する従業員達に、ウィリアムは解雇も辞さないと決意を固めるが、それを押し止め、従業員とウィリアムの間に割って入ったのはステイシーだった。ホテルを愛し、心からその存続を願う彼女は、父の意を汲んだ再建の道を模索していたのだった。ステイシーと心を開いて話すうち、ウィルアムはただ金儲けだけを目論む自分の改革案には、ホテルや土地への愛情が全くないことに思い至る。やがて従業員たちの信頼を勝ち得ていき、ウィリアムとステイシーを中心にホテルは再建への道を歩み始めるが……。 |
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グラン・ファンタジー
『レヴュー伝説』−モン・パリ誕生77周年を記念して− 作・演出:草野 旦
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■解説
日本初のレヴュー『モン・パリ』が岸田辰彌によって上演されて、2004年9月1日に77年目を迎える。2005年は『モン・パリ』誕生77周年にあたることから、ノスタルジックでレトロなパリ・レビューを今の時代に再構築する。『モン・パリ』の主人公クシダ氏も今は亡く、宇宙の彼方からパリを懐かしく見続けていた。彼はパリの街々に伝説の源流を探して回る。しかしどこにも見つけられない。彼はレヴューの亡霊たちを引き連れ宇宙を飛び立つ。そして辿り着いた場所こそ、タカラヅカの地であった……。 |